2級自動車整備士 H22.3 過去問 詳しい解説

いま、2級整備士に向けて頑張っているあなたに、現役整備士として働いている私がわかりやすく過去問を解説しました!

登録試験H22.3~ エンジン編

今回はエンジンについて詳しく見ていきたいと思います!

 

1.

電子制御装置の空燃比フィードバック補正が停止する条件として、不適切なものは次のうちどれか。

 

(1)エンジン完全暖機後のアイドル時

(2)減速時(アイドル接点ON)

(3)高負荷時

(4)エンジン始動時

 

【答え】(1)

 

【解説】

電子燃料噴射装置は、空燃比の制御状況が排気ガス中の酸素濃度で検出できることから、O₂センサから得られた信号(リッチ信号とリーン信号)を利用して燃料噴射量を増減し、理論空燃比を維持するようにしている(空燃比フィードバック補正)。この補正は運転性や触媒過熱防止などの安全性確保のため、以下の条件では行わない。

①エンジン始動時

②始動後増量中

③冷却水温が低いとき

④O₂センサのリッチ信号とリーン信号の切り替えが一定時間(15秒)を超えたとき

⑤フューエルカット時

⑥減速時(アイドル接点ON)

⑦高負荷時

 

 

2.

オルタネータのコイルに発生する三相交流の整流に関する記述として、適切なものは次のうちどれか。

 

(1)ステータコイルに三相交流が誘起されるので、ダイオードを6個用いて三相全波整流を行っている。

(2)ステータコイルに三相交流が誘起されるので、トランジスタを6個用いて三相全波整流を行っている。

(3)ロータコイルに三相交流が誘起されるので、ダイオードを3個用いて三相全波整流を行っている。

(4)ロータコイルに三相交流が誘起されるので、トランジスタを3個用いて三相全波整流を行っている。

 

【答え】(1)

 

【解説】

オルタネータのステータコイルに発生する三相交流は6個のダイオードによって、三相全波整流を行っている。

 

 

3.

電子制御式点火装置に関する記述として不適切なものは次のうちどれか。

(1)始動後制御補正進角の過渡期補正とは、冷却水温60℃以上の急加速時に点火時期を遅角させ、ノッキングを防止するためのものである。

(2)エンジン始動後のアイドル信号ON時の基本進角は、インレットマニホールド圧力信号または、吸入空気量信号により、あらかじめ設定された点火時期に制御されている。

(3)始動後制御固定進角では、エンジン始動時には、専用の回路を通して固定値の点火信号をイグナイタに送っている。

(4)基本通電時間の立ち上がりは、コントロールユニットにあらかじめ設定された点火時期の手前の一定クランク角度で行われる。

 

【答え】(2)

 

【解説】

電子制御式点火装置において、エンジン始動後のアイドル信号ON時の基本進角は、クランク角信号(回転信号)により、あらかじめ設定された点火時期に制御される。一方アイドル信号OFF時の基本進角は、回転信号およびインレットマニホールド圧力信号または吸入空気信号により、あらかじめ設定された点火時期に制御される。