2級自動車整備士 H22.3 過去問 詳しい解説


いま、2級整備士に向けて頑張っているあなたに、現役整備士として働いている私がわかりやすく過去問を解説しました!

登録試験H22.3~

 

シャシ編

 

1.

ローリングに関する次の文章の(イ)~(ロ)に当てはまるものとして、下の組み合わせのうち、適合のものはどれか。

 

一般に、ロールセンタの位置はボデーの重心より(イ)、また、独立懸架式に比べて車軸懸架式の方が(ロ)。

   (イ)(ロ)

(1)低く 低い

(2)低く 高い

(3)高く 低い

(4)高く 高い

 

【答え】(2)

【解説.】

一般に、ロールセンタの位置はボデーの重心より(低く)、また、独立懸架式に比べて車軸懸架式の方が(高い)。

ローリングとは、ボデーの横揺れのことである。

この横揺れは、ある点を中心にして行われるもので、この点をロールセンタという。

自動車が旋回する場合の遠心力は、ボデーの重心に働くが、ロールセンタは一般に重心位置より低いため、ロールセンタからの重心までの距離(h)と遠心力(F)の積(Fh)がボデーをロールさせようとするモーメントとなる。

また、ロールセンタの位置は、サスペンション形式によって異なるが、図のように、一般に独立懸架式に比べて車軸懸架式の方が高い。

 

ローリング 自動車

 

 

2.

カーナビゲーションに関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。

(1)GPSとは、人工衛星を利用した位置検出システムで3個またはそれ以上の人工衛星からの電波を受信し、三角測量の原理を利用して電波受信地点の位置を検出する装置である。

(2)ハイブリッド方式は、自立航法とGPS航法の方法を組み合わせたもので、この方式を用いると、GPS電波が届かない場所でも自立航法により、ナビゲーションが可能となる。

(3)自立航法は、絶対位置の検出ができるため、フェリーなどで移動した後の位置修正は必要ない。

(4)現在使われている推測航法は、絶対位置をGPS方位で、相対位置をジャイロセンサと車速センサで検出して車両の位置を求める方法である。

 

【答え】(3)

【解説】

自立航法は車両自体に搭載された方位センサと車速センサを組み合わせ、自車位置を検出する航法である。この自立航法の欠点としては、絶対位置が検出できないため、フェリーなどで移動した後は位置修正が必要となる。

また、ジャイロセンサーとは、基準軸に対して1秒間に角度が何度変化しているかを検知するセンサーのことです。
物体の回転運動を知ることができるため、加速度センサーでは検知できない「回転の動き」を測定することが可能。スマホやタブレッドなどで画面を傾けると、自動で見やすい方向に位置が切り替わるのも、ジャイロセンサーの機能が応用されているからなんです。
実はジャイロセンサーはつい最近登場した技術というわけではなく、19世紀頃から人工衛星や飛行機などに用いられていました。近年ではナノレベルで部品の小型化が進み、先にも述べたスマホタブレット、カーナビ、腕時計などへ搭載されるようになっています。また、ジャイロセンサーは加速度センサーと一緒に搭載されていることが多く、加速度を検出する3軸と角速度を検出する3軸の合計「6軸センサー」が主流となっています。

また、GPSとは、global position(positioning) systemの略です。